体感しやすい変化
採用論文では、有害事象として頭痛、消化器症状、めまいが比較的多く報告されることがあると整理されています。また、ICU患者のRCTでは日中の傾眠は軽度で群間差は類似していたと報告されていますが、対象が一般集団ではない点に注意が必要です。
このサイトは、サプリメント成分の効果・安全性・注意点を、論文ベースで中立的に整理しています。
Melatonin
別名・通称melatonin、メラトニンサプリ
メラトニンは概日リズムや睡眠—覚醒サイクルに関わる神経ホルモンで、睡眠の質、ICUせん妄、片頭痛、疼痛などで研究されています。
メラトニンは、睡眠の質や概日リズム、時差ぼけ、ICUせん妄、片頭痛、筋骨格系疼痛などの領域で研究されています。採用論文では、睡眠指標や一部の臨床アウトカムで変化が報告される一方、用量・製剤・対象者・長期安全性には不確実性が残ります。
採用論文では、有害事象として頭痛、消化器症状、めまいが比較的多く報告されることがあると整理されています。また、ICU患者のRCTでは日中の傾眠は軽度で群間差は類似していたと報告されていますが、対象が一般集団ではない点に注意が必要です。
睡眠の質が低い健常成人を対象にした徐放性メラトニン2mgの28日間試験では、有害事象は軽微かつ一過性と報告されています。一方で、長期安全性については複数のレビューで課題として残るとされており、長期間の自己判断利用には注意が必要です。
睡眠障害のある50歳以上を対象にした後ろ向き研究では、メラトニン開始が認知症やパーキンソン病の観察リスクと関連していました。ただし、著者らはメラトニンの因果的な薬理作用を示すものではなく、残余交絡、適応による交絡、前駆期の神経変性疾患による睡眠障害の影響があり得るとしています。神経疾患、認知症リスク、睡眠障害で治療中の方は医療者に相談することが望ましいとされています。
採用論文では、ベンゾジアゼピン、ゾルピデム、抗精神病薬、鎮静系抗うつ薬など、睡眠・せん妄・不眠領域で使われる薬との文脈が扱われています。不眠症の薬物療法レビューでは、メラトニン使用時には適切な用量や肝代謝に関わる相互作用に注意する必要があるとされています。睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬などを使用している場合は、自己判断で併用せず医療者や薬剤師に確認することが望ましいです。
メラトニンは睡眠・概日リズムを中心に、ICUせん妄、片頭痛、筋骨格系疼痛などでも研究されていますが、対象者や製剤、用量、期間によって解釈が変わります。