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亜鉛の副作用は?安全性を論文から整理
亜鉛では味覚障害や吐き気が報告されています。一方、一般成人が通常のサプリメントを使ったときの副作用頻度は一律に判断できません。
副作用をひとことで
味覚障害や吐き気が報告されていますが、一般成人が通常のサプリメントを使ったときの副作用頻度は一律に判断できません。
副作用は報告されているか
副作用の報告
あり(味覚障害・吐き気など)
発生頻度
研究間で一律に示せない
エビデンスの強さ
限定的
重篤な報告
採用論文では評価できない
報告された症状
注意が必要な人
長期・高用量の摂取を続けている場合
亜鉛が銅の吸収を妨げ、銅欠乏に伴う貧血・好中球減少や神経症状につながる可能性がレビューで整理されています。期間や発生頻度は一律に判断できません。
小児・乳幼児、腎疾患など限定集団に該当する場合
小児、慢性腎不全の小児、Wilson病患者などの研究はありますが、一般成人の通常使用へ外挿できません。対象集団の治療条件と安全性を分けて確認する必要があります。
味覚の変化や吐き気が気になる場合
健康な成人と小児を含む風邪研究のメタ解析では、味覚障害や吐き気が亜鉛群で多く報告されました。試験条件や製剤が異なるため、一般的な経口サプリの発生率とは一致しません。
分かっていること・まだ分からないこと
分かっていること
- 一般集団を含むメタ解析で、亜鉛摂取群の味覚障害・吐き気が多く報告された。
- レビューでは、非常に高い摂取量で吐き気・嘔吐などが、長期・高用量で銅欠乏に伴う影響が報告されている。
- 亜鉛による銅欠乏やその影響は、一般集団のレビューとWilson病患者の報告で整理されている。
まだ分からないこと
- 一般成人が通常のサプリメントを使ったときの副作用の絶対頻度。
- 摂取期間ごとの長期安全性。今回の採用候補では直接評価できる研究がなかった。
- 製剤、食事、銅摂取量、併用薬による安全性の違い。
- 亜鉛と味覚障害の関係を、亜鉛単独の安全性アウトカムとして切り分けた直接研究。
- 亜鉛と前立腺がんリスクの関係。今回の採用論文では主アウトカムが一致しない。
- 摂取期間と安全性の関係は、今回の採用論文では評価できません。用量ごとの所見はありますが、どの程度の期間で問題になるかを示した研究を確認できていません。
FAQ
亜鉛で吐き気や味覚障害は起こりますか?
一般集団を含むメタ解析では、亜鉛群で味覚障害や吐き気が多く報告されました。ただし、試験の用量・製剤・対象が異なるため、通常のサプリメントでの発生率とは断定できません。
亜鉛を長く飲むと銅欠乏になりますか?
レビューやWilson病患者の報告では、長期・高用量の亜鉛治療に伴う銅欠乏が整理されています。一般成人の通常摂取で何%に起こるか、期間ごとのリスクは今回の採用論文から判断できません。
亜鉛の安全な上限は何mgですか?
今回の採用論文だけから、万人に共通する安全上限は決められません。レビューには高用量条件の毒性情報がありますが、対象・期間・食事中の銅量などの条件が異なります。
参考文献
- 1.Zinc for the common cold.
- 2.The essential toxin: impact of zinc on human health.
- 3.Requirements and toxicity of essential trace elements, illustrated by zinc and copper.
- 4.Zinc toxicity.
- 5.Neurotoxicology: Five new things.
- 6.Zinc supplementation and its effect on taste acuity in children with chronic renal failure.
- 7.Can Patients with Wilson's Disease Develop Copper Deficiency?
- 8.Adverse Effects of Excessive Zinc Intake in Infants and Children Aged 0-3 Years: A Systematic Review and Meta-Analysis.
- 9.Efficacy of zinc monotherapy in a Wilson's disease adolescent with unusual renal onset: a case report and review of literature.
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亜鉛の研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
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