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タウリンの副作用・安全性|報告された症状、摂取量と注意点
副作用をひとことで
胃腸不快感・疲労感・眠気
一般成人を含む2件のメタ解析(MetS関連25 RCT・1024名、心血管20 RCT・808名)では、タウリン0.5〜6 g/日の範囲で対照群と比較して有害事象に有意差は観察されなかったと報告されています(38755142・39148075)。軍人を対象とした7日間・20 g/日の試験では、血圧・体組成・体重・血清CKに有害な変化は認められず、短期摂取は安全と結論づけられています(17436778)。一方、タウリン含有飲料のアナフィラキシー症例報告(23404176)や、16 g/日で過眠入院を要した重篤有害事象(24523482・稀少疾患文脈)も存在します。市販サプリ常用時の症状別一覧・発生頻度は直接確立していません。
判断の根拠+−
一般成人向けメタ解析では対照群比で有害事象の有意差は報告されていませんが、症例報告・疾患試験・高用量試験の文脈根拠は市販サプリへ一般化できません。症状別一覧と発生頻度は直接根拠が薄いです。
副作用は報告されているか
胃腸不快感
疲労感
眠気
運動失調
報告されている症状・変化:一般成人向けメタ解析では対照群比で有害事象に有意差は観察されなかったと報告されています。
副作用の発生頻度:健康な一般成人が市販タウリンサプリを常用した場合の、分母付き比較試験からの発生頻度の直接根拠はありません。
重篤な有害事象・症例シグナル:タウリン含有飲料によるアナフィラキシーの症例報告があります。
研究条件・件数・詳しい根拠+−
報告されている症状・変化+−
一般成人向けメタ解析では対照群比で有害事象に有意差は観察されなかったと報告されています。疾患試験では胃腸不快感・疲労などの軽度症状や、倦怠感項目の差が文脈根拠として存在します。
参考: PMID:17436778
摂取量ごとの安全性
一般成人の研究用量
0.5〜6 g/日
目立った差なし+−
期間
5〜365日(研究ごとに異なる)
摂り方
口から摂取
(詳細:経口タウリン(メタ解析集約))
研究での詳しい報告
MetS関連25 RCT・1024名(一般成人を含む混合集団)。対照群と比較して有害事象に有意差は観察されなかった。用量・期間は研究間で幅があり、個人向け上限ではない。
参考: PMID:38755142
高用量摂取での報告
20 g/日
血圧・体組成・体重・血清CKに有害な変化は観察されず、短期摂取は安全と結論づけられた+−
期間
7日間
摂り方
口から摂取
(詳細:経口タウリン(クレアチン試験のプラセボ群として使用))
摂取期間による違い
観察期間2
軍人・20 g/日・7日間:血圧・体組成・体重・CKに有害変化なし、短期は安全と結論(17436778)。
MetS関連メタ解析
MetS関連メタ解析:5〜365日の範囲で対照群比の有害事象評価(38755142)。
慢性肝疾患4週試験
慢性肝疾患・2 g/日:4週間クロスオーバー各期で有害事象の報告は要旨に記載されていなかった(30136291)。
肝硬変6 g/日4週
肝硬変・6 g/日:4週間で胃腸不快感・疲労など軽度の治療関連有害事象(29105115)。
慢性肝疾患4週試験
MELAS・9〜12 g/日:52週間でタウリン関連の重篤有害事象は認められなかった(29666206)。稀少疾患・高用量文脈。
小児てんかん試験
小児てんかん・0.05〜0.3 g/kg/日:眠気・運動失調が4名に認められた試験は年代・対象が限られる(7039391)。
注意が必要な人
既知のタウリン過敏症+−
肝移植後せん妄予防RCTの除外基準に、既知のタウリン過敏症が含まれた(36081295)。タウリン含有飲料アナフィラキシー症例報告(23404176)と併せて、アレルギー・過敏症の可能性に注意が必要な文脈根拠がある。
高トリグリセリド血症+−
ホモシスチン尿症での高用量試験は、既存の高トリグリセリド血症を除外したうえで安全と評価された(30873612)。高用量文脈であり市販サプリ一般成人への禁忌として直接特定された報告ではない。
慢性肝疾患+−
2 g/日・4週間で有害事象の報告は要旨に記載されていなかった試験は、筋肉けいれんを有する慢性肝疾患患者に限定される(30136291)。他の病態・市販サプリへ一般化できない。
市販タウリンサプリ(健康な一般成人)+−
根拠上、禁忌として直接特定された報告は限定的。メタ解析は対照群比の集約評価であり、個別の注意対象者リストを直接示すものではない。
分かっていること・まだ分からないこと
分かっていること
MetS関連25 RCTメタ解析と心血管20 RCTメタ解析で、対照群比で有害事象に有意差なし(38755142・39148075)。
軍人・20 g/日・7日間で血圧・体組成・体重・CKに有害変化なし(17436778)。
肝硬変6 g/日・4週間で胃腸不快感・疲労など軽度の治療関連有害事象が両群同程度(29105115)。
タウリン含有飲料のアナフィラキシー症例報告(合成タウリン陽性)(23404176)。
16 g/日で過眠入院の重篤有害事象(稀少代謝疾患試験・24523482)。
慢性肝疾患2 g/日・4週間で有害事象の報告は要旨に記載されていなかった(30136291)。
まだ分からないこと
健康な一般成人が市販タウリンサプリを常用した場合の具体的な副作用症状の一覧。
一般成人における市販サプリ常用時の副作用発生頻度。
一般成人における市販サプリ長期常用の安全性。
健康な一般成人向けの危険量または公的安全上限。
市販サプリ向けに根拠上特定された禁忌・注意対象者の一覧。
成分図鑑で詳しく確認
タウリンの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
タウリン図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
タウリンサプリに副作用はありますか?
MetS関連25 RCTのメタ解析と心血管20 RCTのメタ解析では、対照群と比較して有害事象に有意差は観察されなかったと報告されています。軍人を対象とした20 g/日・7日間の試験でも有害変化は認められませんでした。ただしこれらは集約評価であり、市販サプリ常用時の症状別一覧を直接示すものではありません。「タウリンの副作用・安全性の要点」節に整理をまとめています。詳細は「報告されている副作用・変化」節を参照してください。
エナジードリンクのタウリンとサプリは同じですか?
同一の安全性情報として扱えません。アナフィラキシー症例報告はタウリン含有飲料摂取後の反応であり、合成タウリンで陽性・天然タウリンでは陽性でなかったと記載されています(23404176)。飲料・サプリの製剤形態や成分構成は製品ごとに異なります。
1日何gまで安全ですか?
健康な一般成人向けの危険量や公的安全上限は、今回の根拠からは確立していません。軍人試験の20 g/日・7日間やメタ解析の0.5〜6 g/日は、研究で観察された量であり、個人向けの安全上限や推奨量ではありません。16 g/日で重篤有害事象が報告された試験は稀少疾患文脈です。
タウリンのアレルギーはありますか?
症例報告では、タウリン含有飲料摂取後のアナフィラキシーが報告されています(23404176)。肝移植試験では既知のタウリン過敏症が除外基準に含まれました(36081295)。症例報告から一般成人サプリの発生率や因果を推定することはできません。
参考にした論文15件+−
- 1.The effect and safety of short-term creatine supplementation on performance of push-ups.
- 2.A case of taurine-containing drink induced anaphylaxis.
- 3.Taurine trial in succinic semialdehyde dehydrogenase deficiency and elevated CNS GABA.
- 4.Adjunctive Taurine in First-Episode Psychosis: A Phase 2, Double-Blind, Randomized, Placebo-Controlled Study.
- 5.Randomised clinical study: the effects of oral taurine 6g/day vs placebo on portal hypertension.
- 6.Taurine supplementation for prevention of stroke-like episodes in MELAS: a multicentre, open-label, 52-week phase III trial.
- 7.The Effects of Oral Taurine on Resting Blood Pressure in Humans: a Meta-Analysis.