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スピルリナの効果とは?研究で分かっていること
スピルリナでは、血中脂質、血圧、血糖、体組成、ヘモグロビン、運動中の疲れにくさに関する研究結果が報告されています。一方、日常的な疲労感、精神的疲労、風邪予防、認知機能、心理的ストレス、高強度運動の成績には、一般成人または競技者を直接評価した研究を今回確認できませんでした。筋力は、エリートラグビー選手の試験で改善が確認されていません。
掲載内容は医療上の助言ではなく、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。
効果ごとの評価
評価の種類ごとに分類しています。「評価できない」は効果がないことを意味しません。
17候補のうち9候補で支持、1候補で非支持、7候補では直接根拠を確認できませんでした。
採用した研究で、改善方向の結果が報告された項目です。
抗酸化作用と炎症抑制
血液中の酸化ストレスや炎症に関連する指標が、運動の前後でどう変わるかを示す評価です。
研究で確認されたこと
TBARSは、4週間のスピルリナ6 g/日後には運動後に増加しませんでした。
条件・注意点+−
還元型グルタチオンは安静時と運動24時間後で高値であり、中等度にトレーニングした男性9人の運動試験なので、日常生活での炎症や病気への影響を示す結果ではありません。
参考: PMID 20010119
脂質異常症改善(コレステロール・中性脂肪低下)
総コレステロール、LDL・HDLコレステロール、中性脂肪など、血液中の脂質の状態を示す指標です。
摂取量ごとの効果
どの量でどの結果が確認されたかを示します。いずれも研究条件内で評価された量であり、推奨量ではありません。
6 g/日
中等度にトレーニングした男性で、4週間後に疲労困憊までの時間の延長と酸化ストレス関連指標の変化が報告されました。
男性9人のクロスオーバー運動試験。70〜75%VO2maxで2時間走行後に評価。
参考: PMID 20010119
6 g/日
運動する男性・レクリエーション活動者で、7日間または14日間後にヘモグロビン濃度の上昇が報告されました。
アームサイクリング未訓練男性11人およびレクリエーション活動者17人の短期試験。貧血の治療を評価した研究ではありません。
参考: PMID 32892320
確認された摂取期間
その期間で評価された結果であり、別の期間へそのまま一般化はできません。
成分ページで詳しく確認
spirulinaの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
スピルリナ図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
スピルリナは疲れにくくなりますか?+−
中等度にトレーニングした男性では、6 g/日を4週間摂取後に疲労困憊までの時間が延長した報告があります。一方、日常生活の疲労感を直接評価した研究は、今回の根拠から確認できませんでした。
スピルリナは血圧や血糖に影響しますか?+−
成人RCTのメタ解析では、血圧、空腹時血糖、HOMA-IR、インスリンの低下が報告されています。ただし、対象者や摂取条件に幅があり、治療の代わりになることを示す結果ではありません。
スピルリナは筋力を上げますか?+−
エリートラグビー選手を対象に、5.7 g/日を7週間摂取した試験では、脚の最大筋力・パワーにプラセボ群との差は確認されませんでした。
スピルリナは風邪予防に役立ちますか?+−
一般成人で風邪の発症を直接評価した研究は、今回の根拠から確認できませんでした。免疫細胞の反応を扱った研究と、風邪予防の効果は分けて考える必要があります。
参考にした論文10件
+−
Ergogenic and antioxidant effects of spirulina supplementation in humans.
Medicine and science in sports and exercise / 2010
Clinical nutrition (Edinburgh, Scotland) / 2015