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NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)の効果とは?研究で分かっていること
NMNはNAD+の前駆体として知られる成分です。抗老化作用、NAD+増加によるミトコンドリア機能改善、持久力・運動パフォーマンス向上では直接研究で改善が報告されています。サーチュイン活性化と代謝改善ではNAD+上昇と血糖・脂質指標の変化なしが併記されています。認知機能、血圧、血糖、体組成、睡眠、精神的疲労、筋力については、該当する直接評価を今回確認できませんでした。
掲載内容は医療上の助言ではなく、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。
効果ごとの評価
評価の種類ごとに分類しています。「評価できない」は効果がないことを意味しません。
3候補で支持、1候補で混在、8候補は直接根拠が未確認です。
採用した研究で、改善方向の結果が報告された項目です。
抗老化作用
全血NAD+レベル、血液生物学的年齢、NAD+関連代謝物など、抗老化やNAD+代謝を示す指標の変化です。
研究で確認されたこと
血液中の生物学的年齢はプラセボ群で60日時点で有意に上昇した一方、NMN投与群では変化がみられず、群間差が有意でした。
条件・注意点+−
健康成人を対象とした12週間の試験でも250 mg/日の経口NMNで全血NAD+レベルが有意に上昇しました。
参考: PMID 35479740 / PMID 36482258
NAD+増加によるミトコンドリア機能改善
摂取量ごとの効果
どの量でどの結果が確認されたかを示します。いずれも研究条件内で評価された量であり、推奨量ではありません。
250 mg/日(12週間)
300〜900 mg/日(60日間)
確認された摂取期間
その期間で評価された結果であり、別の期間へそのまま一般化はできません。
効果が期待できる対象
候補ごとに研究対象と条件が異なるため、結果を他の対象へそのまま当てはめることはできません。
現時点で言えること・言えないこと
✓言えること
抗老化作用では血液生物学的年齢の維持と全血NAD+上昇が報告されています。
NAD+増加によるミトコンドリア機能改善では血中NAD+の有意な上昇が複数試験で確認されています。
持久力・運動パフォーマンス向上では6分間歩行距離の増加が報告されています。
?まだ言えないこと
認知機能改善・脳の老化防止、認知機能、血圧、血糖、体組成、睡眠、精神的疲労、筋力については、該当する直接評価を今回確認できませんでした。
成分ページで詳しく確認
NMNの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
NMN図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
NMNは老化を防ぎますか?+−
中高年健康成人を対象とした60日間の試験では、NMN投与群で血液生物学的年齢が変化しなかった一方、プラセボ群では有意に上昇しました。健康成人を対象とした12週間の試験でも250 mg/日のNMN補給により全血NAD+レベルが有意に上昇しています。
NMNはNAD+を増やしますか?+−
RCTのメタ解析では血中NAD+レベルが全体的に有意に上昇したと報告されています。14日間のNR/NMN比較試験でも健康成人で循環NAD+濃度の増加が確認され、12週間250 mg/日の試験でも全血NAD+の上昇が示されています。
NMNは運動パフォーマンスを上げますか?+−
健康な中高年成人を対象とした60日間の用量依存試験では、300〜900 mg/日のNMN群すべてで6分間歩行テストの歩行距離がプラセボより有意に増加しました。糖尿病を伴う高齢男性では握力・歩行速度に改善はみられず、筋量・握力・歩行速度のメタ解析でも有意な改善は確認されませんでした。
NMNは血圧や血糖に影響しますか?+−
一般成人を直接評価した研究を今回確認できませんでした。過体重・肥満者の試験では拡張期血圧の低下が報告され、血圧のメタ解析でも拡張期血圧の小幅な低下が示されています。一方、メタ解析では空腹時血糖やHbA1c、収縮期血圧に有意な変化は確認されませんでした。