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HMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)の副作用・安全性|報告された変化、摂取量と注意点
副作用をひとことで
具体的な症状は未確認
今回の根拠では、HMB単剤で症状名が特定された副作用の直接報告はほとんどありません。「HMBの副作用・安全性の要点」節にISSN・系統的レビューが整理した研究条件内の評価をまとめていますが、報告が乏しいことやレビュー結論を、市販サプリに副作用がないことの断言とは解釈できません。65〜79歳・低筋量の高齢女性では運動とHMBの相互作用が不明瞭と報告されています。
判断の根拠+−
症状名が特定された副作用の直接報告は薄い一方、ISSNと系統的レビューでは研究条件内の安全性評価が整理されています。複合製剤(HMB/Arg/Gln)や疾患試験の結果はHMB単独に読み替えません。
副作用は報告されているか
具体的な症状は未確認
副作用がないという意味ではなく、今回の根拠から症状名を特定できない状態です。
報告されている症状・変化:HMB単剤では症状名が特定された副作用の直接報告は限定的です。
副作用の発生頻度:一般成人のHMB単剤常用時に、分母のある比較研究から算出できる発生頻度の直接根拠はありません。
重篤な有害事象・症例シグナル:一般成人向けの重篤有害事象の直接根拠はありません。
研究条件・件数・詳しい根拠+−
報告されている症状・変化+−
HMB単剤では症状名が特定された副作用の直接報告は限定的です。ISSN・レビューの安全性整理と、試験での有害事象なし・忍容性良好の報告を条件付きで列挙します。
参考: PMID:23374455PMID:24057808PMID:30256751PMID:31546969PMID:34371806
摂取量ごとの安全性
限定集団の研究用量
3 g/日
通常3 g/日が筋量・機能維持に推奨されうる文脈で、研究条件内の忍容性に関する報告を踏まえ、安全性プロファイルは明確(unequivocal)とレビュー結論として述べられている+−
期間
レビュー対象の各RCT(期間は研究ごとに異なる)
摂り方
口から摂取
(詳細:HMB単剤(Ca-HMB等・レビュー集約))
研究での詳しい報告
健康な若年・未訓練者・慢性疾患・高齢者を含む一般成人(系統的レビュー)。通常3 g/日が筋量・機能維持に推奨されうる文脈で、研究条件内の忍容性に関する報告を踏まえ、安全性プロファイルは明確(unequivocal)とレビュー結論として述べられている。
参考: PMID:24057808
1.5 g/日
いずれの群でも重篤な有害事象は報告されなかった(No serious adverse effects were reported in either group)+−
期間
8週間
摂り方
口から摂取
(詳細:カルシウムHMB経口サプリ)
摂取期間による違い
観察期間1
一般成人のHMB単剤長期常用の安全性を直接示す根拠は、今回の入力では確立されていない。
ISSN整理(要点節参照)
ISSNによる慢性摂取の整理は「HMBの副作用・安全性の要点」節を参照。
高齢女性8週試験
8週間(高齢女性1.5 g/日)、12週間(肝硬変3 g/日やHMB含有ONS)など数週間〜数か月の試験設計が文脈根拠として存在する。具体的な観察は報告節・用量節を参照。
CRE+HMB併用6週
6週間のクレアチン+HMB併用(活動的な高齢者)は安全で実行可能な戦略と結論づけられたが、HMB単剤・一般成人への外挿はできない。
注意が必要な人
65〜79歳・低筋量の高齢女性+−
運動と栄養補充(HMB)の相互作用は、サルコペニアリスクを持つ高齢者の間で不明瞭(unclear)と報告されている。HMB単独の追加効果は限定的で、運動が主要な介入だった。
代償期肝硬変・サルコペニア+−
パイロット試験の観察は小規模・疾患特異的であり、市販HMB単剤を健康な一般成人や他の病態へ読み替えない。
市販HMB単剤(健康な一般成人)+−
根拠上、禁忌や特別な注意群として直接特定された報告は限定的。症状リスト自体が薄い点は報告節を参照。
分かっていること・まだ分からないこと
分かっていること
ISSN・系統的レビューが整理した研究条件内の安全性評価(詳細は要点節)。
系統的レビューは通常3 g/日と安全性プロファイルの明確さを述べる(レビュー結論)。
限定集団で8〜12週など数週間〜数か月の試験設計が複数存在(観察の詳細は用量節・報告節)。
65〜79歳・低筋量の高齢女性では運動×HMBの相互作用が不明瞭。
COPD入院高齢者のHP-HMB ONSでは死亡率低下が報告(HMB毒性の有害事象ではない)。
まだ分からないこと
健康な一般成人が市販HMB単剤を常用した場合の具体的な副作用症状の一覧。
一般成人におけるHMB単剤常用時の副作用発生頻度。
一般成人におけるHMB単剤長期常用の安全性。
全ての人に共通する危険量または公的安全上限。
HMB単剤サプリメントによる重篤有害事象の一般成人向け直接根拠。
成分図鑑で詳しく確認
HMBの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
HMB図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
HMBサプリに副作用はありますか?
健康な一般成人向け市販HMB単剤の副作用について、症状名ごとの直接報告は今回の根拠ではほとんどありません。「HMBの副作用・安全性の要点」節にISSN・レビューの整理を集約していますが、報告が乏しいことを「副作用がない」と解釈することはできません。詳細は「報告されている副作用・変化」節を参照してください。
HMBはロイシンやBHBと同じですか?
同じではありません。HMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)はロイシンの代謝産物ですが、ロイシンそのものやBHB(β-ヒドロキシ酪酸/ケトン体)とは別の成分です。それぞれの安全性情報を混同してはいけません。
1日3 gまで安全ですか?
3 g/日は系統的レビューで筋量・機能維持に推奨されうる通常量として言及され、多くの試験で忍容性良好と報告されています。ただし、これは研究で評価された量であり、個人向けの安全上限や推奨量ではありません。危険量は今回の根拠からは確立していません。
高齢者がHMBを摂るとき注意点は?
65〜79歳・低筋量の高齢女性では、運動とHMB補充の相互作用が不明瞭と報告されています。HMB単独の追加効果は限定的で、運動が主要な介入でした。高齢者向けの禁忌として直接特定された報告は限定的ですが、疾患・複合製剤の試験結果を一般化できません。
参考にした論文14件+−
- 1.International Society of Sports Nutrition Position Stand: beta-hydroxy-beta-methylbutyrate (HMB).
- 2.Beta-hydroxy-beta-methylbutyrate supplementation in health and disease: a systematic review of randomized trials.
- 3.Effect of Oral Beta-Hydroxy-Beta-Methylbutyrate (HMB) Supplementation on Physical Performance in Healthy Old Women Over 65 Years: An Open Label Randomized Controlled Trial.
- 4.Perioperative Nutritional Support With Beta-hydroxy-beta-methylbutyrate, Arginine, and Glutamine in Surgery for Abdominal Malignancies.
- 5.The Effect of 12 Weeks of β-Hydroxy-β-Methyl-Butyrate Supplementation after Liver Transplantation: A Pilot Randomized Controlled Study.
- 6.Reduced mortality risk in malnourished hospitalized older adult patients with COPD treated with a specialized oral nutritional supplement: Sub-group analysis of the NOURISH study.
- 7.Effects of exercise and/or β-hydroxy-β-methylbutyrate supplementation on muscle mass, muscle strength, and physical performance in older women with low muscle mass: a randomized, double-blind, placebo-controlled trial.