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GABAの効果とは?研究で分かっていること
GABAはリラックスや睡眠の質をうたう製品によく使われる成分です。健常成人では脳波変化や入眠潜時の短縮が報告され、高所恐怖症の参加者を吊り橋ストレス下で評価した試験ではだ液IgAの維持が報告されています。一方、認知機能では視覚探索時間の延長が報告され、血圧・筋力・覚醒・片頭痛などは直接評価を今回確認できませんでした。
掲載内容は医療上の助言ではなく、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。
効果ごとの評価
評価の種類ごとに分類しています。「評価できない」は効果がないことを意味しません。
リラックスと睡眠は健常成人の直接試験で支持されています。免疫は吊り橋ストレス下のだ液IgA維持が報告されていますが、対象は高所恐怖症の8人に限られます。認知機能は視覚探索時間の延長が報告され支持されません。直接評価が今回確認できなかった候補は効果なしではなく、許可根拠の範囲で未判断です。
採用した研究で、改善方向の結果が報告された項目です。
製品訴求の検証: リラックス・気分の落ち着き
心身の緊張がゆるみ、気分が穏やかで落ち着いた状態になることです。
研究で確認されたこと
GABAを摂取した13人を対象にした試験で、摂取60分後の脳波測定において、リラックスを示すアルファ波が増加し、緊張を示すベータ波が減少したことが報告されました。
条件・注意点+−
根拠は同じ1件の試験のみで、「GABAのストレス軽減・リラックス効果」と同一のデータを共有しています。
参考: PMID 16971751
GABAのストレス軽減・リラックス効果
気持ちが張り詰めた状態から落ち着いた状態へ変わることや、不安の感じ方が和らぐことです。
摂取量ごとの効果
どの量でどの結果が確認されたかを示します。いずれも研究条件内で評価された量であり、推奨量ではありません。
100 mg
800 mg
健康な成人32人で視覚探索に要する時間が延長し、作業記憶の精度や時間的注意に変化は見られませんでした。
飲料に溶かした単回摂取の二重盲検クロスオーバー試験です。
参考: PMID 36988214
現時点で言えること・言えないこと
✓言えること
リラックス関連2候補は健常成人13人の脳波試験1件で支持。
睡眠関連2候補は100 mg単回摂取の入眠潜時試験1件で支持。
高所恐怖症8人を吊り橋ストレス下で評価した試験で、GABA群のだ液IgA低下がプラセボ群より抑えられました。
健常成人32人にGABA 800 mg単回摂取で、視覚探索時間が延長し、作業記憶・時間的注意に変化は見られませんでした。
?まだ言えないこと
就寝前の落ち着き、血圧、成長ホルモン分泌促進、筋力、覚醒・注意力、血糖、片頭痛。
成分ページで詳しく確認
GABAの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
GABA図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
GABAを摂るとリラックスできますか?+−
有限の根拠があります。健常成人の脳波試験1件で、摂取約60分後にリラックス様の変化が報告されています。
GABAは睡眠の質を改善しますか?+−
入眠潜時の短縮が100 mg単回摂取の試験で報告されています。長期摂取や睡眠の質全般は未評価です。
GABAは頭の働きを良くしますか?+−
健常成人にGABA 800 mgを摂取させた試験では、視覚探索に要する時間が延長し、作業記憶や時間的注意の改善は見られませんでした。
GABAで成長ホルモンの分泌は増えますか?+−
一般成人を対象に通常量のGABAで成長ホルモン分泌を直接評価した試験は今回確認できませんでした。1型糖尿病患者や5,000 mg・18,000 mgといった医薬学的用量の補足報告のみがあります。
参考にした論文3件
+−
BioFactors (Oxford, England) / 2006
The Improvement of Sleep by Oral Intake of GABA and Apocynum venetum Leaf Extract.
Journal of nutritional science and vitaminology / 2015
Journal of psychopharmacology (Oxford, England) / 2023