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EGCG(エピガロカテキンガレート)の効果とは?研究で分かっていること
EGCGは緑茶などに含まれるカテキン類の一種です。12件の効果候補のうち、代謝への影響と体組成では支持が報告されています。運動容量・疲労までの時間と心不全・心機能では支持されない結果が報告されています。認知機能は健康成人試験で認知・気分に有意差はみられず、一般化できる支持根拠とはなりません。抗酸化、神経保護、血圧、血糖、覚醒、免疫、筋力については、一般成人を対象とした直接評価根拠を今回確認できませんでした。
掲載内容は医療上の助言ではなく、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。
効果ごとの評価
評価の種類ごとに分類しています。「評価できない」は効果がないことを意味しません。
支持2件、非支持2件、直接根拠未確認8件です。
採用した研究で、改善方向の結果が報告された項目です。
代謝への影響
体がエネルギーを消費する量や、糖質・脂質をどのように利用するかに関する変化です。
研究で確認されたこと
一般成人を含む統合研究では、EGCG摂取でエネルギー消費量が増加し、呼吸商が低下しました。
条件・注意点+−
一方、肥満女性への300 mg/日・12週間の試験では、エネルギー制限下の代謝指標に追加効果はみられませんでした。
参考: PMID 24299662 / PMID 27883924 / PMID 36695951
摂取量ごとの効果
どの量でどの結果が確認されたかを示します。いずれも研究条件内で評価された量であり、推奨量ではありません。
100〜460 mg/日
12週間以上の介入で体重・体脂肪量の低下が統合研究で報告されました
緑茶摂取とEGCG用量(100〜460 mg/日)で体組成を評価した統合研究の結果です。カフェイン併用条件を含む研究もあり、緑茶・抽出物・EGCG単剤など製剤差は研究ごとに異なります。
参考: PMID 28627214
300 mg/日
統合研究ではエネルギー消費量の増加と呼吸商の低下が報告されました
代謝指標を評価した統合研究と、肥満女性12週間試験(代謝・体組成に追加効果なし)を含みます。対象者と評価項目が異なります。
参考: PMID 27883924
確認された摂取期間
その期間で評価された結果であり、別の期間へそのまま一般化はできません。
12週間
肥満女性の代謝・体組成試験と、体組成・代謝の統合研究で用いられた期間の一つです。評価アウトカムは研究ごとに異なります。
参考: PMID 24299662 / PMID 28627214 / PMID 27883924
効果が期待できる対象
候補ごとに研究対象と条件が異なるため、結果を他の対象へそのまま当てはめることはできません。
現時点で言えること・言えないこと
✓言えること
EGCGでは、一般成人を含む統合研究で代謝指標(エネルギー消費量・呼吸商)と体組成(BMI・体脂肪量など)の改善が報告されています。
?まだ言えないこと
認知機能は健康成人試験で認知・気分に有意差はみられず、一般化できる支持根拠とはなりません。
抗酸化作用、神経保護作用、血圧、血糖、覚醒・注意力、免疫、筋力は、一般成人を対象にした直接評価根拠を今回確認できませんでした。
成分ページで詳しく確認
EGCGの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
エピガロカテキンガレート図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
EGCGは代謝や体重管理に役立ちますか?+−
統合研究では、EGCG摂取でエネルギー消費量が増加し呼吸商が低下したほか、BMIや体脂肪量の改善が報告されています。ただし肥満女性への12週間試験では体組成や代謝への追加効果はみられず、研究条件を超えて推奨できる量ではありません。
EGCGは運動パフォーマンスを高めますか?+−
男性サイクリストへの6日間摂取では脂肪酸化や自転車パフォーマンスに明確な利益は報告されず、健康な男性の単回摂取後も疲労困倦までの時間に差はありませんでした。運動能力全体を高めるとは言えません。
EGCGは血糖や血圧に影響しますか?+−
血糖と血圧について、一般成人を対象に直接評価した研究は今回確認できませんでした。過体重・肥満・糖尿病・妊娠高血圧症など特定条件の試験結果は、健康な一般成人へそのまま当てはめられません。
参考にした論文6件
+−
The Journal of nutritional biochemistry / 2016