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ウコン(クルクミン)の副作用・安全性|報告された症状、摂取量と注意点
副作用をひとことで
具体的な症状は未確認
一般成人向けの直接試験では、NR-INF-02で1 g/日の有害事象発生率4.17%、2 g/日で20.83%(84日間・軽度〜中等度・治療関連は可能性あり)が報告されています(32827412)。同じ根拠では複数剤形のPK試験で重篤な有害事象は報告されず(33877323)、WDTE60N 0.25 g/日・60日間も主要な有害事象なしと報告されています(40971325)。変形性膝関節症試験ではターメリック抽出物群5.48%対アセトアミノフェン12.68%(33516238)など文脈根拠もありますが、タクロリムス値上昇・肝障害・妊娠中の肝障害などの症例報告(28104136, 32037709, 38352658など)も存在します。これらを市販サプリの無害断言には使えません。
判断の根拠+−
一般成人向け直接試験では用量依存の有害事象報告(32827412)と、複数剤形・低用量試験での重篤事象なし・忍容性良好の報告(33877323, 40971325, 30457892)が混在します。膝OAなどの文脈根拠では有害事象率が比較的低い報告もありますが、ターメリック関連の肝障害・腎毒性・薬剤相互作用の症例シグナルも報告されています。
副作用は報告されているか
具体的な症状は未確認
副作用がないという意味ではなく、今回の根拠から症状名を特定できない状態です。
報告されている症状・変化:一般成人向け直接試験では用量依存の有害事象報告と、重篤事象なし・有害事象なしの報告が混在します。
副作用の発生頻度:一般成人向け直接根拠では、NR-INF-02で1 g/日4.17%、2 g/日20.83%の有害事象発生率が報告されています。
重篤な有害事象・症例シグナル:ターメリック・クルクミンサプリに関連する肝障害、腎毒性、薬剤相互作用の症例報告があります。
研究条件・件数・詳しい根拠+−
報告されている症状・変化+−
一般成人向け直接試験では用量依存の有害事象報告と、重篤事象なし・有害事象なしの報告が混在します。膝OAなどの文脈根拠では軽度有害事象が比較的少ない報告もあります。
参考: PMID:32827412PMID:33877323PMID:40971325PMID:30457892PMID:33516238
摂取量ごとの安全性
一般成人の研究用量
250 mg/日
忍容性良好+−
期間
60日間
摂り方
粉末・飲料
(詳細:WDTE60N(60%天然クルクミノイド含有・水分散性ターメリック抽出))
複数用量(剤形ごとに異なる)
重篤な有害事象は報告されなかった+−
期間
PKクロスオーバー試験期間
摂り方
口から摂取
(詳細:複数のクルクミン剤形(経口))
研究での詳しい報告
健康な一般成人。重篤な有害事象は報告されなかった。剤形間PK比較試験であり、特定用量の安全上限を示すものではない。
摂取期間による違い
NR-INF-02 84日試験
84日間(NR-INF-02):1 g/日4.17%、2 g/日20.83%の有害事象(32827412・一般成人直接根拠)。
WDTE60N 60日試験
60日間(WDTE60N 0.25 g/日):主要な有害事象なし・忍容性良好(40971325・一般成人直接根拠)。
健康成人4週間試験
4週間(経口ターメリック/ハーブ錠):28名完了・有害事象なし(30457892・一般成人直接根拠)。
観察期間4
6週間(膝OA・ターメリック抽出物):有害事象5.48%対アセトアミノフェン12.68%(33516238・文脈根拠)。
観察期間5
長期経口サプリ:59歳女性の長期ターメリックサプリ摂取後の肝毒性・高フェリチン血症の症例報告(40880678・症例シグナル)。
観察期間6
慢性摂取:69歳男性の慢性ターメリックサプリ+抗生物素・下痢に伴う草酸ネフロパチーの症例報告(38427579・症例シグナル)。
注意が必要な人
NAFLD患者+−
3 g/日(500 mgカプセル6個)・12週間の二重盲検RCTが実施された(28443702)。この試験はNAFLD集団での評価であり、一般成人の安全上限や推奨量を示すものではない。
免疫抑制薬(タクロリムス)使用者+−
ターメリック大量摂取後のタクロリムス値上昇・腎毒性の症例報告(28104136)。食品・サプリメントとの相互作用に注意が必要な文脈根拠。
肝疾患・肝機能異常の可能性+−
複数のターメリック関連DILI症例報告(32037709, 36600786, 39036565, 40026546, 41281037, 42160492)。トスカーナの急性肝障害クラスター分析(32656820)も関連文脈。
妊娠中+−
高用量ターメリック摂取に関連する可能性のある肝障害症例(38352658)。少量摂取と大量摂取の区別が論点として報告されている。
ピペリン(黒胡椒)添加製剤+
分かっていること・まだ分からないこと
分かっていること
NR-INF-02・1 g/日4.17%、2 g/日20.83%の有害事象(84日・軽度〜中等度)(32827412・一般成人直接根拠)。
WDTE60N 0.25 g/日・60日間で主要な有害事象なし(40971325・一般成人直接根拠)。
複数剤形PK試験で重篤な有害事象なし(33877323・一般成人直接根拠)。
4週間経口試験28名完了・有害事象なし(30457892・一般成人直接根拠)。
膝OAでターメリック抽出物5.48%対アセトアミノフェン12.68%(33516238・文脈根拠)。
ターメリック関連DILI・腎毒性・タクロリムス相互作用の症例報告(28104136, 32037709, 38427579, 41281037, 42160492など)。
NAFLD患者で3 g/日・12週間のRCT実施(28443702・条件特異的直接根拠)。
まだ分からないこと
健康な一般成人が市販ウコン・クルクミンサプリを常用した場合の、症状別副作用一覧と発生頻度(直接根拠)。
一般成人における市販サプリ長期常用(試験期間を超える期間)の安全性。
健康な一般成人向けの危険量または公的安全上限。
すべての市販剤形(生パウダー・抽出物・ピペリン添加など)に共通する安全性プロファイル。
成分図鑑で詳しく確認
ウコンの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
クルクミン図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
ウコン(クルクミン)サプリに副作用はありますか?
一般成人向け直接試験では、NR-INF-02で1 g/日4.17%、2 g/日20.83%の有害事象(軽度〜中等度)が報告されています(32827412)。WDTE60N 0.25 g/日・60日間では主要な有害事象なしと報告され(40971325)、4週間経口試験でも有害事象なしでした(30457892)。一方、ターメリック関連の肝障害・腎毒性の症例報告も存在します(32037709, 38427579など)。「副作用がない」「安全」と結論づけることはできません。詳細は「報告されている副作用・変化」節を参照してください。
1日何gまで安全ですか?
健康な一般成人向けの危険量や公的安全上限は、今回の根拠からは確立していません。直接試験では0.25 g/日(40971325)から2 g/日(32827412)まで評価され、2 g/日で有害事象20.83%が報告されていますが、いずれも特定剤形・試験条件であり個人向けの安全上限や推奨量ではありません。
長期間飲み続けても大丈夫ですか?
健康な一般成人が市販サプリを試験期間(最大84日)を超えて長期常用した場合の安全性は、今回の根拠から直接確立していません。84日間試験では用量依存の有害事象が報告され(32827412)、長期経口サプリ摂取後の肝毒性・高フェリチン血症(40880678)や慢性摂取に伴う草酸ネフロパチー(38427579)の症例報告もあります。
ウコン・クルクミンで肝障害の報告はありますか?
はい、ターメリック・クルクミンサプリに関連する薬剤性肝障害(DILI)の症例報告が複数あります(32037709, 36600786, 39036565, 40026546, 41281037, 42160492)。トスカーナ地方での急性肝障害クラスター分析(32656820)や、ピペリン添加製剤・再曝露で悪化したDI-ALH(42160492)も報告されています。症例報告から発生頻度は推定できません。
参考にした論文20件+−
- 1.Acute Calcineurin Inhibitor Nephrotoxicity Secondary to Turmeric Intake: A Case Report.
- 2.Turmeric Supplementation Improves Serum Glucose Indices and Leptin Levels in Patients with Nonalcoholic Fatty Liver Diseases.
- 3.Efficacy and safety of turmeric and curcumin in lowering blood lipid levels in patients with cardiovascular risk factors: a meta-analysis of randomized controlled trials.
- 4.Randomized Controlled Pilot Study of Dietary Supplementation with Turmeric or Herbal Combination Tablets on Skin Barrier Function in Healthy Subjects.
- 5.A rare case of turmeric-induced hepatotoxicity.
- 6.Acute liver injury following turmeric use in Tuscany: An analysis of the Italian Phytovigilance database and systematic review of case reports.
- 7.Safety of NR-INF-02, an Extract of Curcuma Longa Containing Turmerosaccharides, in Healthy Volunteers: A Randomized, Open-label Clinical Trial.