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クルクミン(ウコン)の効果とは?研究で分かっていること
クルクミンはウコン(Curcuma longa)に含まれるポリフェノールです。10件の効果候補のうち、血圧のみ結果が混在しています。抗炎症・抗酸化・関節痛・抗うつ・認知機能改善・アルツハイマー予防の5候補では、直接研究で主要アウトカムの支持は確認されませんでした。体組成、血糖、認知機能、日常的な疲労感の4候補については、一般成人を直接評価した研究を今回確認できませんでした。
掲載内容は医療上の助言ではなく、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。
効果ごとの評価
評価の種類ごとに分類しています。「評価できない」は効果がないことを意味しません。
5候補で非支持、1候補で混在、4候補は一般成人の直接根拠が未確認です。
改善を示す研究と、明確な変化を示さない研究があり、結論は一致していません。
血圧
収縮期・拡張期血圧など、血圧を評価する指標の変化です。
研究で確認されたこと
収縮期血圧・拡張期血圧の改善が報告されたメタ解析があります。
条件・注意点+−
一方、別のメタ解析では収縮期血圧(-0.69 mmHg)・拡張期血圧(+0.28 mmHg)に有意な効果はみられませんでした。
参考: PMID 31647981 / PMID 38220376
直接評価した研究で、主張を支持する明確な結果は確認されていません。あらゆる条件で効果がないことを断定するものではありません。
摂取量ごとの効果
どの量でどの結果が確認されたかを示します。いずれも研究条件内で評価された量であり、推奨量ではありません。
1,500 mg/日(4週間)
1,500 mg(単回)
確認された摂取期間
その期間で評価された結果であり、別の期間へそのまま一般化はできません。
効果が期待できる対象
候補ごとに研究対象と条件が異なるため、結果を他の対象へそのまま当てはめることはできません。
健康な一般成人・過体重者
過体重の50〜69歳参加者ではCRP・補体C3の低下と精神的健康スコアの改善が報告されました。健康男性の急性試験では低用量1.5 gで抗酸化能の増加が示されました。
参考: PMID 34774052
現時点で言えること・言えないこと
?まだ言えないこと
抗炎症効果と慢性疾患への影響、抗酸化作用、関節炎・関節痛、抗うつ・気分改善、認知機能改善・アルツハイマー予防では、直接研究で主要アウトカムの支持は確認されませんでした。
体組成、血糖、認知機能、日常的な疲労感については、一般成人を直接評価した研究を今回確認できませんでした。
成分ページで詳しく確認
ウコンの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
クルクミン図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
クルクミン(ウコン)は血圧を下げますか?+−
一般成人を対象としたRCTメタ解析では、収縮期血圧・拡張期血圧の改善が報告された解析があります。一方、別のメタ解析では収縮期血圧(-0.69 mmHg)・拡張期血圧(+0.28 mmHg)に有意な効果はみられませんでした。
クルクミンは炎症を抑えますか?+−
慢性疾患への影響としての支持は確認されませんでした。半数マラソン後の試験ではIL-10の増加が報告されましたが、直接根拠のメタ解析ではIL-1βに有意な変化はみられませんでした。
クルクミンは関節痛に効きますか?+−
一般成人の関節炎・関節痛を直接評価した支持根拠は確認されませんでした。骨関節炎患者を対象とした補足研究では疼痛スコアの改善が報告されていますが、一般成人への直接根拠としては扱っていません。
クルクミンは血糖や体脂肪を改善しますか?+−
一般成人を対象に、体組成や血糖を直接評価した研究は今回確認できませんでした。2型糖尿病やNAFLD患者のRCT・メタ解析では空腹時血糖や体重の改善が報告されていますが、一般成人への直接根拠としては扱っていません。
参考にした論文6件
+−
European journal of applied physiology / 2020
BioMed research international / 2021