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クレアチンの効果とは?研究で分かっていること
クレアチンは筋肉内エネルギー代謝に関わる成分です。13件の効果候補のうち、筋力とパワー向上、筋力、体組成、認知機能、反復スプリント能力、睡眠、覚醒・注意力、筋持久力では直接研究で支持が報告されています。高強度運動のパフォーマンス、運動誘発性疲労、運動後の回復は改善を示す試験と差がみられない試験が混在しています。運動容量・疲労までの時間と血糖は直接研究で支持されませんでした。
掲載内容は医療上の助言ではなく、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。
効果ごとの評価
評価の種類ごとに分類しています。「評価できない」は効果がないことを意味しません。
8候補で支持、3候補で混在、2候補は非支持です。
採用した研究で、改善方向の結果が報告された項目です。
筋力とパワー向上
1RM、ピークパワー、平均パワー、ウィンゲート成績など、筋力とパワーを評価する指標の変化です。
研究で確認されたこと
ウィンゲート試験でのピーク・平均パワーの向上と筋力の改善が報告されました。
条件・注意点+−
メタ解析では平均パワー出力の増加が示され、個別RCTでは1RM筋力や肘屈曲筋力の改善も確認されています。
参考: PMID 11445756 / PMID 19130643 / PMID 19387397 / PMID 36041731
摂取量ごとの効果
どの量でどの結果が確認されたかを示します。いずれも研究条件内で評価された量であり、推奨量ではありません。
20 g/日(5〜7日間ローディング)+ 3 g/日(維持)
疲労までの時間延長、筋グリコーゲン増加、睡眠の質改善が報告された
ローディング後の維持量として複数試験で用いられた条件です。
参考: PMID 9189303 / PMID 27193231 / PMID 41470776
5 g/日(6週間)
作業記憶・知能テスト成績の改善が報告された
確認された摂取期間
その期間で評価された結果であり、別の期間へそのまま一般化はできません。
現時点で言えること・言えないこと
✓言えること
筋力とパワー向上、筋力、体組成、認知機能、反復スプリント能力、睡眠、覚醒・注意力、筋持久力では、直接研究で支持が報告されています。
?まだ言えないこと
運動容量・疲労までの時間と血糖では、直接研究で主要アウトカムの支持は確認されませんでした。
成分ページで詳しく確認
クレアチンの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
クレアチン図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
クレアチンは筋力や筋肉量を増やしますか?+−
筋力とパワー向上、筋力、体組成、筋持久力では直接研究で改善が報告されています。メタ解析では除脂肪量の増加、ウィンゲート平均パワーの向上、反復筋力持久力の改善が示されています。
クレアチンは認知機能を改善しますか?+−
認知機能では作業記憶・知能テスト成績の改善が報告されています。覚醒・注意力では睡眠不足下での注意力テスト(PVT)と処理速度の改善が単回投与試験で確認されました。
クレアチンは睡眠に影響しますか?+−
睡眠では総睡眠時間の増加と睡眠の質の改善が報告されています。トレーニング日の睡眠時間増加や、睡眠の質尺度(SSQ)での改善が確認されています。
クレアチンは血糖を下げますか?+−
血糖では急性・短期および長期試験で、インスリン感受性、グルコース耐性、骨格筋グリコーゲンに群間差はみられませんでした。一般成人を対象とした直接評価では支持される変化は確認されませんでした。
参考にした論文40件
+−
Physiological responses to short-term exercise in the heat after creatine loading.
Medicine and science in sports and exercise / 2001
Journal of strength and conditioning research / 2009
Journal of strength and conditioning research / 2009