筋トレ中から運動後に飲んだ研究
男性7人が、80%1RMの大腿四頭筋トレーニング中から運動後にBCAAまたはプラセボを摂った試験があります。BCAAを摂った条件では、運動後のp70S6KやリボソームタンパクS6のリン酸化が高まりました。これらは筋タンパク質合成に関わるシグナルの一部です。 [PMID: 14998784]
ただし、男性7人、1回のトレーニング、運動後2時間までの評価です。シグナルが変化したことは、筋肉量や筋力が増えた証拠とは別です。
運動後に飲むBCAAとEAAの比較
運動習慣のある若年成人12人を対象に、自重レジスタンス運動後、BCAAまたはEAAを比べた試験では、どちらも炭水化物のみよりロイシン保持が高い結果でした。BCAAとEAAの保持には有意差がなかった一方、筋原線維タンパク質分解の推定指標である尿中3MH:CrはEAAがBCAAより低い結果でした。 [PMID: 36079790]
別の運動後6時間の比較でも、BCAAとジレウシン添加EAAのロイシン保持は同程度でした。混合筋タンパク質合成はEAA側で大きい傾向でしたが、統計学的な有意差は示されていません。 [PMID: 41321015]
いずれも少人数・短時間の代謝指標を見た試験で、長期の筋肥大や筋力の優劣を示すものではありません。
回復やパフォーマンスはどうか
未トレーニングの若年成人24人を対象にした5日間の試験では、BCAAはレジスタンス運動後の筋肉痛、反復回数、主観的運動強度、ジャンプ回復を改善しませんでした。 [PMID: 31468208]
運動習慣のある男女22人を対象に、標準BCAA、ロイシン強化BCAA、ロイシン単独を比べた11日間の試験では、ロイシン強化BCAAは標準BCAAを上回りませんでした。 [PMID: 31172828]