前立腺がん・全身リスクに関する報告
健康な男性を対象にした大規模な試験(SELECT試験)では、1日400IUのビタミンE摂取で前立腺がんの発生率がプラセボより高かったという報告があります。高用量の継続摂取に関するレビューでも、全死因死亡や出血性脳卒中、心血管イベント、特定のがんのリスク増加との関連が報告されています。心血管疾患の既往がある人や、がんのリスクが気になる人は、高用量・長期の摂取について医師に相談することが望まれます。
このサイトは、サプリメント成分の効果・安全性・注意点を、論文ベースで中立的に整理しています。
Vitamin E
別名・通称ビタミンE、Vitamin E、トコフェロール、Tocopherol、α-トコフェロール、ガンマトコフェロール
ビタミンEは、抗酸化作用に関わる脂溶性ビタミンで、成人の炎症指標や一部の疾患を対象にした研究で変化が報告されています。一方、高用量摂取では前立腺がんリスクの増加など、注意が必要な報告も複数あります。
ビタミンEは、抗酸化作用に関わるビタミンで、成人の炎症指標(CRP)や一部の疾患(MASH、喘息など)を対象にした研究で変化が報告されている一方、健康な人を対象にした大規模な研究では、前立腺がんリスクの増加や脳卒中予防効果の欠如など、高用量摂取に伴うリスクが示されています。
健康な男性を対象にした大規模な試験(SELECT試験)では、1日400IUのビタミンE摂取で前立腺がんの発生率がプラセボより高かったという報告があります。高用量の継続摂取に関するレビューでも、全死因死亡や出血性脳卒中、心血管イベント、特定のがんのリスク増加との関連が報告されています。心血管疾患の既往がある人や、がんのリスクが気になる人は、高用量・長期の摂取について医師に相談することが望まれます。
1日300mg以上の高用量のビタミンEは、アスピリンやワルファリンなどの抗凝固薬、タモキシフェン、シクロスポリンAとの相互作用により、これらの薬の働きに影響する可能性があるとされています。抗凝固薬やこれらの薬を使用している人は、高用量のビタミンE摂取について医師や薬剤師に相談してください。
ビタミンE(トコフェロール)を含むサプリメントや化粧品で、アレルギー性接触皮膚炎の原因になったとする報告があります。皮膚に湿疹や赤みなどの症状が出た場合は、使用を中止し医療機関に相談してください。
慢性腎臓病(CKD)がある人を対象にした観察研究では、食事性ビタミンE摂取量とCKD進行リスクとの関連が示唆されています。腎機能に不安がある人は、サプリメントでの摂取量について医師に相談することが望まれます。
成人の炎症指標や一部の疾患で変化が報告されている一方、健康な人での高用量摂取には前立腺がんリスクの増加など注意すべき報告があります。