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ミルクシスルの副作用・安全性|報告された症状、摂取量と注意点
副作用をひとことで
具体的な症状は未確認
今回の根拠は13件の論文です。慢性肝疾患患者を対象とした系統的レビューでは、有害事象の頻度は低く臨床試験ではプラセボと区別できないと報告されています(12427501)。健康な一般成人が市販ミルクシスル単剤サプリを常用した場合の症状別一覧は、今回の13件の範囲では確認できませんでした。アルコール性・B/C型肝炎など肝疾患患者向けのメタ解析では、死亡率・肝組織・肝機能マーカーへの有益効果は確認されず、治療の代替として自己判断で始める根拠はありません。
判断の根拠+−
肝疾患患者対象のメタ解析では有害事象頻度は低くプラセボと区別できないと報告されています。市販サプリ一般成人向けの症状別記載・発生頻度は今回の13件では確認できませんでした。
副作用は報告されているか
具体的な症状は未確認
副作用がないという意味ではなく、今回の根拠から症状名を特定できない状態です。
報告されている症状・変化:市販サプリ一般成人向けの症状別記載は13件の範囲では確認できませんでした。
副作用の発生頻度:健康な一般成人の市販ミルクシスル単剤について、分母付き比較から算出できる発生頻度の直接根拠は、今回の13件では確認できませんでした。
重篤な有害事象・症例シグナル:健康な一般成人向けにミルクシスル単剤による重篤有害事象を直接示す根拠は、今回の13件では確認できませんでした。
研究条件・件数・詳しい根拠+−
報告されている症状・変化+−
市販サプリ一般成人向けの症状別記載は13件の範囲では確認できませんでした。肝疾患患者を対象とした試験・メタ解析では、有害事象はプラセボと同程度または群間差なしと報告されています。
参考: PMID:12427501PMID:15846671PMID:16279916PMID:16460486PMID:16929590PMID:17943794PMID:20014183PMID:20035818PMID:30694881
副作用の発生頻度+−
健康な一般成人の市販ミルクシスル単剤について、分母付き比較から算出できる発生頻度の直接根拠は、今回の13件では確認できませんでした。
摂取量ごとの安全性
一般成人の研究用量
400 mg/日
ホットフラッシュの頻度・重症度はプラセボより改善した+−
期間
12週間
摂り方
カプセル・錠剤
(詳細:S. marianum抽出物カプセル)
研究での詳しい報告
更年期女性(ホットフラッシュ)。ホットフラッシュの頻度・重症度はプラセボより改善した。要旨では安全性と世界的な消費量を踏まえ更年期症状への利用が示唆されている。更年期女性に限定される忍容性評価である。
参考: PMID:32762030
限定集団の研究用量
600 mg/日または1,200 mg/日
目立った差なし+−
期間
12週間
摂り方
口から摂取
(詳細:S. marianum経口)
摂取期間による違い
一般成人長期
一般成人の市販ミルクシスル単剤長期常用の安全性は、今回の13件では直接確立していない。
慢性C型肝炎試験
慢性C型肝炎・160 mg週3回:4週間で副作用の報告は要旨に記載されていなかった(16929590)。
肝疾患メタ解析
アルコール性・B/C型肝炎・メタ解析:中央値6ヶ月の期間で有害事象リスクは有意増加しなかった(16279916)。
慢性C型肝炎試験
慢性C型肝炎・600〜1200 mg/日:12週間で有害事象はプラセボと同様(16460486)。
更年期女性試験
更年期女性・400 mg/日・12週間でホットフラッシュは減少し、要旨では安全性が言及されている(32762030)。
NASHリスク患者試験
NASHリスク患者・Heptex®配合・36週間で安全で忍容性良好と報告(39789561)。
注意が必要な人
慢性肝疾患患者(アルコール性・B/C型肝炎など)+−
13〜18件のRCTを含むメタ解析で有害事象リスクはプラセボ比で有意増加しなかったが、死亡率・肝合併症・肝組織への有益効果も確認されなかった(15846671, 16279916, 17943794)。肝疾患治療中の使用は医療者の管理下で判断すべきであり、市販サプリへの自己判断での切り替え根拠はない。
慢性肝疾患全般+−
系統的レビューでは忍容性は良好と整理されているが、肝機能改善や死亡率低下は確認されず、推奨するにはデータが不十分と結論づけられている(12427501)。
がん化学療法関連肝毒性の小児+−
急性リンパ性白血病小児試験では28日間投与で副作用・毒性・感染に群間差は観察されなかったが、化学療法併用・小児文脈であり市販サプリ一般成人への注意対象として直接特定された報告ではない(20014183)。
市販ミルクシスルサプリ(健康な一般成人)+−
根拠上、禁忌として直接特定された一般成人向けの注意対象者リストは、今回の13件では限定的。メタ解析は疾患患者集団の集約評価である。
分かっていること・まだ分からないこと
分かっていること
慢性肝疾患の系統的レビューで有害事象頻度は低くプラセボと区別できない(12427501)。
アルコール性・B/C型肝炎のメタ解析で有害事象リスクはプラセボ比で有意増加しなかった(15846671, 17943794)。
慢性C型肝炎で600〜1200 mg/日・12週間の有害事象はプラセボと同様(16460486)。
慢性C型肝炎で160 mg週3回・4週間の副作用報告は要旨に記載されていなかった(16929590)。
小児急性リンパ性白血病・28日間で副作用・毒性・感染に群間差なし(20014183)。
強迫性障害・600 mg/日・8週間でフルオキセチンと副作用面で有意差なし(20035818)。
更年期女性・400 mg/日・12週間でホットフラッシュは減少し、要旨では安全性が言及されている(32762030)。
NASHリスク患者・Heptex®配合・36週間で安全で忍容性良好と報告(39789561)。
まだ分からないこと
健康な一般成人が市販ミルクシスル単剤サプリを常用した場合の具体的な副作用症状の一覧。
一般成人における市販サプリ常用時の副作用発生頻度。
一般成人における市販サプリ長期常用の安全性。
成分図鑑で詳しく確認
ミルクシスルの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
ミルクシスル図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
ミルクシスルサプリに副作用はありますか?
慢性肝疾患患者を対象とした系統的レビューでは、有害事象の頻度は低く臨床試験ではプラセボと区別できないと報告されています(12427501)。健康な一般成人が市販ミルクシスル単剤を常用した場合の症状別一覧は、今回の13件の範囲では確認できませんでした。詳細は「報告されている副作用・変化」節を参照してください。
肝疾患がある人は注意が必要ですか?
アルコール性・B/C型肝炎など慢性肝疾患患者は多数のメタ解析で評価されていますが、死亡率・肝組織・肝機能マーカーへの有益効果は確認されず、治療の代替として自己判断で始める根拠はありません(15846671, 16279916, 17943794)。肝疾患治療中の使用は医療者の管理下で判断してください。
1日何mgまで安全ですか?
健康な一般成人向けの危険量や公的安全上限は、今回の13件の根拠からは確立していません。600 mg/日・1200 mg/日・160 mg週3回などは疾患患者を対象とした研究で評価された量であり、個人向けの安全上限や推奨量ではありません。
参考にした論文13件+−
- 1.Milk thistle for the treatment of liver disease: a systematic review and meta-analysis.
- 2.Milk thistle for alcoholic and/or hepatitis B or C virus liver diseases.
- 3.Milk thistle for alcoholic and/or hepatitis B or C liver diseases--a systematic cochrane hepato-biliary group review with meta-analyses of randomized clinical trials.
- 4.Effects of Silybum marianum on serum hepatitis C virus RNA, alanine aminotransferase levels and well-being in patients with chronic hepatitis C.
- 5.Does Silybum marianum play a role in the treatment of chronic hepatitis C?
- 6.Milk thistle for alcoholic and/or hepatitis B or C virus liver diseases.
- 7.A randomized, controlled, double-blind, pilot study of milk thistle for the treatment of hepatotoxicity in childhood acute lymphoblastic leukemia (ALL).