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ミルクシスルの効果とは?研究で分かっていること
ミルクシスル(Silybum marianum)について7件の効果候補を確認したところ、いずれも一般成人を直接の主要目的として評価した根拠は今回確認できませんでした。アルコール性・ウイルス性肝疾患患者、2型糖尿病患者、慢性C型肝炎患者など特定条件の研究や、シリマリン単独・Berberis aristata併用・Phyllanthus niruri併用といった別製剤条件の補足根拠はありますが、ミルクシスル単独の一般向け効果としては扱っていません。
掲載内容は医療上の助言ではなく、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。
効果ごとの評価
評価の種類ごとに分類しています。「評価できない」は効果がないことを意味しません。
7候補すべてで一般成人の直接根拠は未確認です。特定条件の補足研究はありますが、一般化はしていません。
今回の採用研究には、この項目を直接評価した根拠がありません。効果がないことを意味しません。
現時点で言えること・言えないこと
✓言えること
特定疾患患者や併用製剤条件の試験では、肝酵素、血糖、脂質、心理指標など個別の評価項目の変化や変化なしが報告されています。
これらはミルクシスル単独の一般向け効果を示す直接根拠ではなく、対象・製剤・評価項目ごとに読み分ける必要があります。
?まだ言えないこと
肝臓保護、抗酸化・抗炎症、糖尿病・血糖、脂質代謝、血糖、心理的ストレス、認知機能の7候補について、一般成人を直接の主要目的として評価した根拠は今回確認できませんでした。
直接根拠を確認できない候補は、効果がないと判断したものではなく、今回の根拠範囲では効果の有無を判断できない状態です。
成分ページで詳しく確認
ミルクシスルの研究・安全性・関連成分を図鑑で見る
ミルクシスル図鑑で、研究されている領域と利用前に知っておきたいことを確認できます。
よくある質問
ミルクシスルは肝臓を保護しますか?+−
一般成人を対象に、肝硬変・肝炎などの肝保護を直接評価した研究は今回確認できませんでした。アルコール性・ウイルス性肝疾患患者を対象としたメタ解析では全死因死亡率や肝合併症に有意差はみられず、高品質根拠の不足が指摘されています。
ミルクシスルは血糖や糖尿病に役立ちますか?+−
一般成人を対象に、血糖・糖尿病への影響を直接評価した研究は今回確認できませんでした。2型糖尿病患者でのシリマリン試験や1型糖尿病患者でのBerberis aristata併用試験に血糖関連の報告はありますが、シリマリン単独・併用製剤の条件であり、ミルクシスル単独の一般向け結論には使っていません。
ミルクシスルは認知機能を高めますか?+−
一般成人を対象に、認知機能を直接の主要目的として評価した研究は今回確認できませんでした。今回の根拠範囲では、この候補に対応する補足研究も確認できませんでした。
参考にした論文10件
+−
Milk thistle for alcoholic and/or hepatitis B or C virus liver diseases.
The Cochrane database of systematic reviews / 2005
The American journal of gastroenterology / 2005
Journal of gastroenterology and hepatology / 2006